文を書くってくるしいもの?

大したことじゃないのだが、1200字くらいの文を書かなくてはいけない。
書きたい事は決まっているのに、自分の言いたい事をうまく表現できなくて苦しいのだ。このブログを毎日のように更新していたころは、PCに文を打ちこむのが楽しくてしょうがなかったのにな。
そんなことを思いながら、昨日ここに来てみたら少しだけ勢いがついたような気もしないでもない。
でも、あのころの指がついてこない、知人に向かって話しかけるような調子はなかなか取り戻すことができないのだ。
苦しい。
そして今日も私はここにきて、これを打っているのだ。
今日中に決着をつけないといけないのだけど。

明日の今頃は東京湾を出る頃かな?
明日100%船旅を楽しむためにも、今日じゅうに軽やかに文を打ちこむ気持ちを取り戻しておきたいなあ。

バカンスの候補地

私たち夫婦は旅行が好きだ。

二人の時からちょっと休みを見つけては、そう遠くには行けないまでも隙を見つけて良く出かけていたし、子どもが生まれてからもそのペースはあまり変わらない。
しかし、子どもが一緒だと変わったこと、それは旅先の選び方、過ごし方。

二人だけだと朝早くから夜遅くまで、旅先の見どころをバタバタと巡る忙しい過ごし方やそういう過ごし方があっている旅先だったが、子どもが生まれてからは南の島でゆっくり・・のような、リゾートの旅を好むようになった。

なかでもサイパンは特にお気に入りの場所になった。
成田から午前中の飛行機に乗れば、その日の夕方にはビーチを散歩することができ、最終日は午前中のんびりとプールで遊び、ランチを食べて空港に向かえば、そう遅くない時間に自宅に到着できる。
翌日仕事のある大人にも、小さな子どもにも負担は少ない。
しかし、別天地に行ってきた、という旅行の醍醐味は味わえる。
しばらくはうちのバカンスといえば、サイパン、という状態が何年か続いていた。

そんな、我が家の状態に変化が訪れたのは午前発・午後着というJALの直行便が飛ばなくなったあたりからである。
他にも同じような時間帯の便があることはあるが、だんだん予約が取りにくくなり、値段も高くなり、いつも泊まっていたホテルには日本人の客も少なくなり閑散としてきた。
閑散としはじめるとサービスもどんどん合理化されて来て、ますます居心地が悪くなる。
とても気に入っていた場所が行くたびに変わっていく様子を実感する、というのはなかなか切ないものである。
暇を見つけて通っていたサイパンは、そのうち素晴らしい思い出だけの場所になりつつあり、なかでも最後に訪れた時にはサイパン旅行にとどめを刺された印象である。

その時は予算の関係で成田を夜に出発、サイパン着が深夜で、それから効率の悪いイミグレーションに並び(3は太陽が昇った後。また帰国便も深夜のような早朝で成田に
到着したら疲れて口もききたくないような体たらく。
また、そこまでしてでかけたサイパンで確認できたのは、の定宿だったホテルの合理化されたサービスを確認しに行っただけ、という散々な旅だった。

もっとも子どももだんだん大きくなってきた。
のんびりリゾートを満喫しなくとも連れ歩き、旅先の街角で目にするものについての感動を共有できる年ごろにもなったので、だんだんリゾート型から観光型にうちの旅行スタイルも戻りつつあった。

しかし、一度抜けるような青い空の下、プールサイドで昼寝と読書なんていう旅を知ってしまったら、時々またあのリゾート型の旅をしてみたくなるのである。

どこか、ゆったりのんびり過ごせるような、ちょっとゆるくて、空と海のきれいなところはないかなあ・・・と、夏の旅行を考えるたびに探していたのだが、とうとうこの夏見つけてしまった。そんな私たち夫婦が今年見つけたお気に入りの場所はここである。

夏に羽田から直行が出ている、この小さな島の飛行場に降り立ち、空の色をみて
道端に生える南国の植物をみて、すっかり気にいってしまった。
まるでサイパンのようではないか。
時間がゆったりとながれているような気がする。
うれしいことにいらいらと並ばなくてはいけないイミグレーションもないし、飛行機も小さいので荷物が出てくるのをそんなに待つ必要もない。

ホテルのすぐ近くには白砂のビーチが広がり、舟に乗って出かければこんなに美しいビーチの島に上陸する事もできる。

このビーチの島でゴーグルをつけて海の中をのぞけばどこまでも透明の海の中、カラフルな熱帯の魚たちが寄ってくる。
そして夜にホテルのすぐそばのビーチに寝転べば満天の星空と天の川!
天国みたいな場所なのだ。
書き入れ時だというのに、ホテルの周りは心配になるほどのんびりとしているが、そののんびりがまたなんとも言えず心地よい。
サイパンでは気になった閑散とした感じをこちらでも感じないわけではないのに、どうしてこちらではその閑散とした感じをみても心がささくれだつことがないのか不思議。

沖縄にしてはこの島の夜は早い。
10時には街はひっそりとするが、満天の星を確認したら早寝する、という過ごし方がまた日ごろの疲れを心身ともに癒してくれる気がしていいのである。
ほんの数日の滞在でもさっぱりと日常の疲れを癒し、パワーをもらえる、そんな場所だ。
レンタカーを借りて島をぐるりと回れば、昔からの赤瓦の民家が観光客向けではなく、生活の場として今もたくさん残っているのをみることができるのもまた素晴らしい。

「第二のサイパンを見つけちゃったね。」
夫と海の見えるホテルのベランダで泡盛をいただきながら、しみじみと新しいお気に入りの場所を見つけた事を喜び合った。
ほんと、久米島、とてもいいところなんです。
こののどかな、でも明るい雰囲気のこの島がずっと変わりませんように。
それから、また行くことができますように。

追伸 しばらくぶりにブログをアップしようとすると、文章がスラスラ出てこなくてあせります。やっぱりこういうのも習慣なんでしょうね。
自分の思った事を、表に出すという作業は心のなかを整理するのにも良いようです。
しばらく、続けてブログ、アップしたいな。
もっとも、あさってからまた船旅に出るのですが。

残暑お見舞い申し上げます

ごぶさたしております。
あまりのご無沙汰で自分でもこちらの存在を忘れかけていましたが、今日ちょっと思い出しまして、思いだしたらたまらなく帰ってきたくなって戻ってきました。
お盆の迎え火の日である今日戻ってくるなんて、ほんとうに幽霊めいているのですが、お陰さまでいたって元気です。
今年の夏は、ボーイスカウトのカブ隊にはいっている息子につきあったのでびっくりするほど日に焼けてしまいました。
仕事は順調・・といいたいところですが、4月から今までに比べさらに落ち着かない勤務状態になり、あっという間に一週間がすぎていきます。
これからは毎日更新!といいたいところですが、明日からは家族旅行に、また家族旅行から帰還したら、今度は次男と一緒に小笠原にでかけます。
そんなわけで続けての更新ができず、お恥ずかしいのですが、思い立ったときにこうやって更新しなくてはいったいいつになるかわからない!と思い、思い切って戻ってきた次第です。
こんな勝手で気ままなわたくしではありますが、こちらのおともだちのことをを心から懐かしく思いながらPCにむかっております。
しばらく暑い日が続きますが、どうかご自愛くださいませ。
ではまたしばらくのあいだ、ごきげんよう。

近況のご報告 母の散歩のお仲間は初恋の相手の母親だった!

みなさま、おげんきでいらっしゃいますか?ずいぶんご無沙汰をしてしまいました。

私はおかげさまで元気です。毎日仕事中心の毎日です。信じられないくらいの薄給ですが。

なにかこちらに書こうとすると、仕事のことばかり。また毒づいたりすることもありそうで、なかなか書けず、すっかりご無沙汰してしまったこと、お許しください。

震災の影響のほうは、もう大丈夫です。放射能汚染についてなどまだまだ心配なことはありますが、汚染はある程度受け入れていかざるを得ないという覚悟はずいぶん出来てきたような気がします。もっとも、子どもたちがなにかそういったことが原因の病気などにかかったら今の呑気を呪いたくなるかもしれませんが。

きょう私がここに来たのは、思いがけずうれしいことがあったから。

ちょっとまえにひろむちゃんというかわいいお仲間から、思いがけないコメントをいただいたのは、こちらを思い出すうれしいきっかけの一つ、そしてもうひとつのきっかけがこれから話すこと。実家の母と先日話したことからわかったことがあったからです。

70代のうちの母の朝は、健康の為の朝の散歩から始まります。(私もそういえば以前そうだったのは、こちらのみなさまならご存じだったはずw)

きまったコースを毎朝散歩したことのある方ならよくご存じだと思いますが、毎朝、散歩の常連さんと顔見知りになります。最初は行きあってあいさつするだけなのですが、そのうちに、ちょっとした世間話をする仲になり、毎朝並んで歩いたりするようにもなります。

ご多分にもれず、母にもそういう散歩仲間ができ、毎朝、ドラマだの健康だのを話題にしてあるいていたらしいのですが、ある時家族の話題になり、互いに同じ年の子どもを持っていることが発覚。そしてその散歩仲間の息子というのが私の初恋の相手Kくんなのでした。

Kくんとは小学校と中学校が一緒で、小学校の時に入っていたブラスバンド部でも一緒。中学の時に通っていた塾も一緒で、けっしてかっこよく目立つタイプではなかったのだけど、努力家で穏やかで、それから何より、私がすごく苦手だった数学が抜群に出来る理知的な男の子でした。

幼稚園時代の婚約者から、今に至るまで、いろんな人を好きになったけれど、その中で今思い出しても、

「あんた、まともな人、好きになってるじゃん」と一番思えるのはKくんのことかもしれない、Kくんはそんな男の子でした。(夫よすまぬ)

さて、そんなKくんのお母さんとうちの母が話した話題とはもっぱら私のことだった、というのが今日のじまん。

私の母という人は、ずっと働いていて忙しかったので、私の学校生活というものについてほとんど知らず、ごくかぎられた何人かの友人のことしかしらなかったので、Kくんのことなどまったく知らなかったのですが、Kくんのお母さんは実によく私のことを覚えていて、

「ああ、あのうまこちゃんのおかあさんでしたか!」

と、私がKくんのことを好きだったころのことを、たくさんうちの母に話したんだとか。

私自身はKくんのおかあさんに会ったことはなく(すくなくともこの人がKくんのお母さんだと認識した記憶はない)またKくんのことを好きだということはKくん本人にも言ったことがなかったのだけど、なんかこう、感無量でしたね。

また、Kくんのお母さんが、まあうちの母相手だからなんでしょうけど、当時の私のことを褒めてくれていたのもうれしかった。

もう、ほんとうにずっとずっと前の話、なんですけどね。

理知的だったKくんはその後、理系の道に進み、今はたいへんな状況になっている某電力会社に勤めているんだそうです。苦労、してるんだろうな。

私も毎日、いろんなことがあるけれど、大昔のあの音楽室の窓のそばで一緒にブラスバンドの練習したKくんもどこかでがんばっているんだ、と思いながら、私も毎日のいろいろを乗り越えていきたいこの頃です。

こんなきもちにしてくれたKくんの、お母さんに感謝、です。

それからこのずーずーしいおばちゃんに成長した私が、Kくんは実は初恋の人であると母にも言えなかったのは、あのころの自分を一瞬とりもどしたから・・ということにしておきましょう。

ついてるんだかついてないんだか

温泉旅行記の前に今日はやることなすことドジばかりだったので忘れないうちに書いとこう。

一昨日のことだ。職場に来ていただいているボランティアさんから今年度もよろしくのメールをいただいた。ボランティアさんの活動日は水曜日。今年度は二つの勤務先があるのだけど、同じ日に活動があったなあと思い出し、朝、より気を使うほうのボランティアさんのいる勤務先に顔を出す。すると

「あれ??今日はボランティアさんの活動日じゃないよ。何でこんなに早いの?」

と 気心の知れた先生が声をかけてくださった。

その先生は時々担ぐような冗談を言って私をいじる(愛されてるのねw)先生なので

「またぁ、先生!!今日はだまされませんからね!ww」

と 言ったところ、

「今日はほんとだよお!!!wwww」と おっしゃる。

「へ??」

と 思い予定を確認すると確かに活動開始が来週からになっている。

「うわぁ、S先生、今日はほんとのことを教えてくださったんですねww」と言ったところ

「朝早く気の毒だったねww。せっかくだからお茶でも飲んでいったら?w」と 言ってくださったんで お茶をいただきながら用務員さんと話しこんでいるうちに

『でも!!もしかしたらもうひとつのほうがやっぱり活動日だったのでは??』という疑念が膨らんできて、

「行かなきゃ!!」と 淹れていたお茶もそこそこに失礼し、もうひとつの勤務先に急いで向かったところ、やはり活動開始は来週からでした。

同じ日が活動日だという記憶は正しかったけれど、活動開始日がいつなのか、という記憶が間違っていたのですね。

今日は朝早くからしっかり働いてしまいました。

で、今日の勤務校でいつものように子どもたちを相手に楽しくお仕事し、仕事帰りに二つの銀行でお金を下ろし、払うべきところにお金を払ったら、ずいぶん財布の中が寂しいことになった。

「今月の支払い、結構多かったかな?おかしいなあ~~。」

と 思い帰宅してしばらくしたら 銀行からお電話。いわく、下ろした金をATMからとりわすれているはずだが・・とのこと。

ひえええええええ!!!!急いで銀行にお金を取りに行く。しかも裏口から。

ほんと、はずかしいったら。

しかし、今にして思う。日本っていい国ですね。ATMのお金を取り忘れてもちゃんと戻ってくるんですから。

さて、最後はやっぱり書いてしまう地震について。記憶しておきたいから。

今まで何度電話してもつながらなかった福島県の某市に住む高校時代の親友に、昨日の朝、出勤前にダメもとで電話したところつながった。ニュースを見るたび、水でも米でも灯油でもお金でも何を送っても、どんなことをしてもいいからとにかく力になりたい!とずっとずっと思い続けていた友人だ。

10代から20代にかけて楽しい時間をたくさん共有した友人ではあるが、このところ疎遠になっていて年賀状の友に成り下がっているのでケータイの番号もメルアドも知らず、ただ、家の電話の番号でないと連絡ができないのである。

もうかれこれ15年以上も会っていないその友人の声が受話器を通して聞こえたとき、私たちの間に過ぎていった年月がうそのように消えた、と(少なくとも私は)感じた。

「うまこなの?連絡をとろうかな、と思ったけど、あんまりご無沙汰していたんで取れなくて」

「ニュースを見るたび、どうしているんだろうってずっとずっと思っていた。先日夫が仕事でそちらの近くに出かけたときに、何か届けようかと思って連絡を取ったのだけどぜんぜん連絡がつかなくて・・・・」

「原発が始めて爆発した日に、ずっと(関東ではない)実家に親子で避難したんだけど、学校が始まるから昨日帰ってきたの。でも帰ってきた早々(原発の電源がストップするような)大きな地震があって腹が決まった。明日から実家のほうに避難することにした。小学生の子は転校させる。高校生の子は・・・・・・・大検でも受けさせる・・・」

ここから先彼女はしばらく言葉が出ず、電話口の向こうで泣いている。私も涙が出るよ。彼女の近所で仲良く付き合っていた人ももどんどん引っ越してしまっているのだという。

軽はずみなことはいえないが、優秀な彼女のお子さんのことだ。きっとどこに行っても道を切り開いていくことだろう。

そんなことを話していると、グラグラと家が揺れだした。

「うれっ!!地震だ!結構大きいよ!!!」と 叫びながらついていたテレビを見ると緊急地震速報の震源地は彼女の住んでいる地の近くを指している。

「そっちが震源みたいだよ!」

「うそ!!こっちはゆれてないよ!これからかな???」

「わわわわっ!!こっちはすごくゆれてるよ!!!」

「わかった!じゃあそろそろ電話を切ろう。実家のほうで落ち着いたら連絡する。生きていたら必ず会おう!」

「そうだね。会おうと思ったときに会わないと何があるかわかんないもんね」

『生きていたら必ず会おう』 という台詞が大げさに聞こえないこのごろ。

今頃彼女がご両親の元でほっとしているといいのだけれど。

ちなみに昨日の朝の震源は千葉県東方沖でした。緊急地震速報を信頼できなくなりつつある私です。

過去にはできなくて。

はい、まず書いちゃいます。

今日の夕方、地震がありました。ちょうど一ヶ月前の震災の余震だそうですが、今まで来た余震の中でベストスリーに入る恐ろしい余震でございました。何が怖いって、まず揺れた!震度4とのことですが、震度4に強弱をつけるとしたら、震度4強だったと思います。揺れる前にちょうどうちのテレビではN●Kがついていて、北茨城市の避難所からレポーターが被災者の方についての報告を中継でしていたところ、

「地震のようです。・・・・・・・・すごい揺れです」

と、いうようなことをいい、そのうちあのうんざりする緊急地震速報が流れ、全身の毛穴がしまるような思いをしていたらグラグラときたんですね。それも結構長い時間揺れていました。

で、不幸なことに震源地が今問題の原発のあたりで、しばらく原発を冷やす水をいれてるポンプの電源が切れていたっていうじゃないですか!!!!50分間くらいかな。

最近ずいぶん地震にも原発のニュースにも耐性がついてきたんですが、本当に今日のは怖かった!!

私が今個人的にこの人のいうことを自分の行動の指針にしようという学者の方の意見では、今一番危ない一号機はたぶん爆発しないとは思うけれど、万が一格納容器の水蒸気爆発が起きたら数日中に避難できるように用意はしたほうがよい、というご意見だったのだが、

「これ、冷やせなくなったら万が一が万が一じゃなくなるでしょう!!!!」

と 地震のあとの一週間のような不安定な気持ちに戻ってしまいました。

ああああああ!!!ここを更新するたびに今度更新するときには今日より明るい気持ちになっているだろうと思っているのに、いつになったら恐怖に足をすくわれず前を向いていけるのか!

それと、今日はうまたろうの入学式でした。桜のさくうららかな一日で、新しい制服に腕を通すうまたろうの高校生活に幸あれ!と思いつつ、入学式に参列したのだけど、なんというか校風が、私のイメージしているというか経験した高校生活とあまりにも違うので、とても複雑な気持ちになってしまいました。

うまたろうは私とは違う人間なのだから、とわかっていても、やはり自分としては自分の過ごした高校生活がとても私にとって楽しいものだったので、あまりの差に複雑な思いを持ちました。

・・・と、打ってたらまたグラグラ家が揺れています。

もうほんとうに、いやだなあ。

ってことで、週末の旅行のことは次回、書きます。ひさしぶりの温泉は本当にいい気分転換になりました。地震で気がめいっている人には、温泉、お勧めです。それもベタなザ・温泉地!みたいな地の ザ・温泉旅館 といったところに行かれることをお勧めします。大きな湯船に手足を伸ばすと心までほぐれますよ。

お楽しみをとりもどせ!・・と思ったものの?

あの地震から一か月がたとうとしている。

いろいろなことがあったので、まだ一カ月しか経ってないの?というくらいの気持ちだ。

思えばこの一カ月、娯楽というものとは無縁な毎日を送ってきた。

地震前に夢中になっていたクロスバイクのこーちゃんにももうひと月以上全く乗っていない。

春休みに予定していた両親との旅行も目的地が被災地だったのでキャンセル。その後もまったく旅行なんて行く気も起こらず世の中の動きをじいっと息をつめて見守ることしかできなかった。

・・・・と ここまでは昨日記入。PCの調子が悪く電源を落として中断しているうちに日付をまたいでしまった。そして、今日こそ書かないでおこうと思った地震についてまた書く羽目になる。

昨夜うとうとと布団に入っていたら、気味の悪い割と長い時間の横揺れが!!それも結構大きく感じたかな。テレビの速報によると震度4だったらしいが東北のほうは震度6強の地震。しかも、今度は東北電力のほうの原発の電気系統がやられているそうじゃないですか!!!あああああ!!!もううんざりだっ!!地震も原発も!なんだかもう情報に関する感受性が麻痺してきてるのがわかる。なるべく信じたい情報を信じるようなそんな自分に危機意識。

いったいどうしてこんなことになってしまったのかな。

放射性廃棄物は昨日の午後の時点で0.059マイクロシーベルト。一時期の半分の数値に下がったので今日はバスタオルを思い切り洗濯して外に干してやろうかな、と思ったのに!

・・・と昨夜の地震でまた状況は後ろに下がってしまったようですが、地震の来る一時間ほど前に明日から家族で一泊温泉にでもいってこようとネットで予約を取ったのである。そしてその旅行はキャンセルせずにいってこようと思う。

で、かまぼことか作っちゃうんだ!ビールとか飲んじゃうんだ。温泉三昧してくるのだ!!

そして週があけるとうまたろうは正真正銘の高校生になるのである。

お仕事に癒される

今日は仕事場でおなじみの子どもたちとたくさん会えた。

「何組になったと思う?」

「担任の先生をあててみて!」

「うまこせんせ、違う学校に行かなかったんだね!」

たわいない会話に気持ちも顔も緩む。本当にかわいいね、あなたたちは!

もう一つの仕事先から転校してきた子がこわごわという感じで図書室に現れた。思わずハグしてしまう。ああ、もうあなたたちみーんなまとめて大好きだっ!!

久しぶりにお仕事モードに入ってみれば、やらなくてはいけないことが山積みで早速残業してしまった。しかし、残業中に異動された先生がお菓子を持ってきてくださってご相伴にあずかる。給食はカレー。

ここには災害前と災害後に同じような時間が流れていることを感じる。

本日カギっ子デビューしたうまじろうは早速帰宅後私のケータイに電話してくることを忘れている。困ったものだ。

高校のオリエンテーションにでかけたうまたろうは同じクラスに中学からの気心の知れた友人がいたようで入学がそれなりに楽しみなようだ。

くよくよしていても季節は確実に移っていく。でも、うつっていく季節の中で過ごす日常は喜びにあふれている。この喜びを忘れずに明日も明後日もすごせたらいいな。

今日の放射線量 0.061シーベルト 横ばいか微減。一号炉は水素爆発の恐れあり、窒素を注入するそうである。海への汚水は水ガラスをいれたおかげで早朝ストップしたようである。ストップした水はどこに行くの?買い物に行く、納豆、ヨーグルトが店頭にたくさん並ぶようになっていた。水もあった。すこしずつ世の中がいつものように回り出している。

桜が東京では満開とのこと。うちの近所は3分咲きくらいかな。

布団を干す

昨日から今年度の仕事始め。仕事場に行ってみたけれどやっぱり子どもたちがいないと調子が出ない。早く子どもたちに会いたいな。

今日は子どもたちが春休みなので勤務は入れず、家でのんびり。

11時ごろ県のサイトで放射線チェック。0.062マイクロシーベルトで昨日よりも下がっている。ここで地震以来はじめて布団を干してみることを決意。布団を干し、こたつを置いてある部屋も炬燵を片付けて換気をしながら掃除機をかける。ああ、なんて気持ちがいいんでしょう!!家中さっぱり。

午後買い物に行く。一時期全然見かけなかった牛乳は豊富にでてきている。でも納豆はない。ヨーグルトは品薄。水は在庫が少ない。米やトイレットペーパーなども豊富。ガソリンも大丈夫。地震発生時より10円ちょっと高いリッター145円くらいから。

明日はうまじろうの新学期の始まりとうまたろうの高校のオリエンテーション。私も本格仕事始め。好む好まないにかかわらず明日からまたいつもの日常が始まる。

うまじろうは今年度から学童に帰宅できないのでカギっ子一年生になる。帰宅したら私のケータイに一度電話を入れるように言い含めている。大丈夫かな???

3月の読書記録

 

このところずいぶんさぼりがちだった読書記録を久しぶりにアップしてみることにした。

前半は仕事で使う本、後半は自分を落ちつけたり癒したりするのが目的の読書だったなあ。

今月はとにかく歌人穂村弘さんのエッセイと出会えたのがとてもラッキーだった。「にょにょっ記」を手に取って以来、怒涛の穂村読みである。今も図書館から借りてきた穂村さんの著書が手元に3冊ある。飽きるのが怖いけど、まあちょっと読んでは寄り道して違う本を読み、また戻ってくるという読み方である。

3月の読書メーター
読んだ本の数:26冊
読んだページ数:4423ページ

ちゃれんじ?ちゃれんじ?
中年以降の人が「上達」を実感できるものにはまる、というのはすごくよくわかる。趣味を見つけたことで毎日充実してたのしそうなのが読んでいてひしひしと伝わってくる。これだけはまったことをおぜん立てしてもらえる環境の東野さんがうらやましい。
読了日:03月31日 著者:東野 圭吾
本当はちがうんだ日記本当はちがうんだ日記
自意識に縛られてしまうこと、凡人には想像できないような連想をして笑わせてしまうところ、時々鼻の奥がつんとしてしまうようなところ、すべていい。穂村弘さんのエッセイに夢中です。
読了日:03月29日 著者:穂村 弘
電気の大研究電気の大研究
電気とはどういうものか。どうやって作られるのか。身近なもので電気を作って実験してみよう。節電からクリーンエネルギーの長所と短所など易しく説明してあって興味深い。
読了日:03月29日 著者:川村 康文
原子力のことがわかる本―原子爆弾から原子力発電まで (チャートBOOKS)原子力のことがわかる本―原子爆弾から原子力発電まで (チャートBOOKS)
ニュースでよく言ってるようなことが分かりやすく、原子力発電の効率の良さ、また原子力の危険性についても触れながら語られている。
読了日:03月29日 著者:
しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)
根拠のない自信を持って自分自身を奮い立たせようという時、そうまでして自分が得ようとしているものは何なのか、と立ち止まって考えるきっかけになる本。恋愛幻想にがんじがらめになっている若い女の子にそっと差し出したい一冊。
読了日:03月29日 著者:香山 リカ
にょっ記にょっ記
「世界音痴」の読後すぐに読んだ。そうしたら「世界音痴」と「にょっ記」、「にょっ記」と「にょにょっ記」の間に穂村さんがだんだん穏やかになっていく変化が感じられるのが興味深い。
読了日:03月28日 著者:穂村 弘
おめでとうおひさまおめでとうおひさま
初日の出の本かな?と思ったけど、新しい年度の始まりにも使えるのではないかな。新年の決意を「なるべく」から始めているってのが、おひさまのいうように「いいね」と思う。
読了日:03月27日 著者:中川 ひろたか
世界音痴世界音痴
穂村さんのナイーブさがあふれている本。この本ではナイーブな人の晩生さを知ると悩み生きる若い時代があるほうが実りが豊かなのかな、という元気がでる。この人のエッセイをよむたびにこの人の人となりに好感をもつ自分である。
読了日:03月27日 著者:穂村 弘
にょにょっ記にょにょっ記
どうしようもなく落ち着かない気持ちの時にこの本を手にとって本当によかった。身近ななんでもないことに目をとめ、そこからみんなが共有できるようなおかしみを取り出していて読んでいてとても癒された。
読了日:03月27日 著者:穂村 弘
大人が絵本に涙する時大人が絵本に涙する時
生きていくことは悲しみに満ちている。悲しみに心をからめ捕られているときに絵本は癒す力を持っているという本。弱者や心に傷を負う人に寄り添っている内容におもわず紹介されている本を読み返したくなる。
読了日:03月27日 著者:柳田 邦男
皇妃エリザベート皇妃エリザベート
美しく、人気が高く、演劇などでも上演されている有名なハプスブルク家の皇妃が大きな流れに巻き込まれ、ながされていく様子がよくわかる。晩年いろいろなものを失いながらも平常心を保とうと思いながら生きていたシッシーには心を打たれる。
読了日:03月27日 著者:藤本 ひとみ
ぼんやり生きてはもったいないぼんやり生きてはもったいない
本を読みたいと思えるような気持ではない時に、ふと見つけてやっぱり読んでみようかな、と手に取った。タイトルに惹かれたんだと思う。毎日の生活の中でいろいろ思うことなどが書いてあり、読んでいて穏やかな気持ちになれた。
読了日:03月25日 著者:岸本 葉子
科学の目で見る特殊車両―働く車のしくみと構造がわかる (子供の科学・サイエンスブックス)科学の目で見る特殊車両―働く車のしくみと構造がわかる (子供の科学・サイエンスブックス)
働く車が好きな小学生以上には堪えられない一冊。エンジンの仕組みや車両の役割によって考えられている工夫は特に車好きではなくても読みふけってしまう魅力あり。
読了日:03月23日 著者:小倉 茂徳
日本の環境技術 (世界にはばたく日本力)日本の環境技術 (世界にはばたく日本力)
原子力が人々を恐怖に陥れているこの時にこの本を手に取れてよかった。日本が積み上げてきたさまざまな環境に優しい技術をもっと伸ばして今回のような不安のない社会を実現できる国にできればという気持ちになった。
読了日:03月23日 著者:
ハートボイス―いつか翔べる日 (ときめき文学館)ハートボイス―いつか翔べる日 (ときめき文学館)
うーーん、出来過ぎているというか出てくる子どもたちが理屈っぽくて聞き分けがよくてなんだか窮屈な話だった。筆者の伝えたいメッセージは理解できるのだが、差別発言をした子が主人公側の子に殴られると殴ったほうは悪くない、というような印象を受けた。筋が通ってれば相手に暴力で立ち向かっていいのか?と。
読了日:03月16日 著者:青木 和雄,水野 ぷりん
しろくまだって―White Bear Brothers (新しいこどもの文学)しろくまだって―White Bear Brothers (新しいこどもの文学)
読了日:03月16日 著者:斉藤 洋
ラスト ラン (カドカワ銀のさじシリーズ)ラスト ラン (カドカワ銀のさじシリーズ)
未曾有の大災害に襲われ、何かにすがりつきたくて読んだこの本。幼い時に失った母を70代になっても追い続けるイコさんと大好きな人と結ばれながら幼い姉妹を遺してゆうれいにならざるをえなかったふ~ちゃんのやり取りには何度も涙腺が緩んだ。
読了日:03月14日 著者:角野 栄子
輝く夜 (講談社文庫)輝く夜 (講談社文庫)
ハーレクインロマンスかっ!と思うような話あり、ついほろりと来てしまう話ありの大人のおとぎ話でした。テレビドラマを見た後のような安心できる読後感があります。
読了日:03月08日 著者:百田 尚樹
犬部!犬部!
さわやかで読みやすいんだけど、いろいろ考えさせられる。ペットはおもちゃと違って命もあれば感情もある。部活動としてはかなりハードではあるけれど応援したくなる。
読了日:03月08日 著者:片野ゆか
ジーン・ワルツジーン・ワルツ
これもおもしろかった!!!AIについてのこともいいけれど、産婦人科の課題についてはより身近というかピンとくる。医学のたまご、再読しなくちゃ 。
読了日:03月06日 著者:海堂 尊
やさいばたけははなばたけやさいばたけははなばたけ
「なのはなみつけた」の関連本を探していて発見。同じ仲間の野菜が似たような時期に花を咲かせたりなんとなく形がにていたり(そうとは限らないこともあるけど)興味深い知識の本だと思う。
読了日:03月05日 著者:広野 多珂子
はるがきた (主婦の友はじめてブック―おはなしシリーズ)はるがきた (主婦の友はじめてブック―おはなしシリーズ)
みんなが春の訪れを待ちわびる気持ち、人々の営みを超えたところで季節が移り変わっていく様子と春を迎える喜びが春らしい色遣いの一冊の中に詰まっている。この季節にピッタリの絵本
読了日:03月05日 著者:ジーン・ジオン
本で調べて、ほうこくしよう本で調べて、ほうこくしよう
調べ学習についての進め方についてわかりやすい。またポプラディアで引くことの例として『ゾロリ』が出てくるのもつかみはOK。ただ、現実的には望ましいことかもしれないとしても、百科事典を一番最初に引いて調べるというのは学校図書館ではちょっと難しい現状かな、とは思った。裏を取るという考えかたを教えているのもいいと思う。
読了日:03月05日 著者:赤木かん子
あなたに贈るキス (ミステリーYA!)あなたに贈るキス (ミステリーYA!)
近未来の恐ろしくて因果な病気についての話。表紙の穏やかでかわいらしい雰囲気からは想像できないざわざわするストーリー。しっかし、なんとなく想像できたような想像したくなかったようなラストがなんだかなあ。。
読了日:03月05日 著者:近藤 史恵
探偵ガリレオ探偵ガリレオ
湯川と草薙の関係やガリレオシリーズについて気軽に楽しめる短編集。ただ、テレビのイメージが強すぎて作品を読むのを助けているような邪魔をしているような。。。
読了日:03月03日 著者:東野 圭吾
みんながつかうたてものだからみんながつかうたてものだから
ユニバーサルデザインのありかたや暮らしの中のマークなどについて簡単に分かりやすくまとめてある絵本。
読了日:03月01日 著者:サジ ヒロミ

読書メーター

今日の放射線量 0.067マイクロシーベルトで昨日よりもさらに少し下がる。雨の日は数値が一時上がるようだ。明日は北風らしいので数値がまたあがるかな??

午後、茨城県を震源にした余震があったが、なんだかなれちゃったな。

今ついているテレビによると世界各国(トルコ・スリランカなど以前自信のあったところからも)の支援があり、被災地で炊き出しをしてくれている様子。そのほかいろいろな国から毛布や生活に必要なもの、放射能に対処できる服?や医療支援、義援金(アフガニスタンからも8300万円も!)もおくられて来ているという。ありがとう!ほんとうにありがとう!